専門学校とは、専修学校の専門課程を指し、職業もしくは実際生活に必要な能力を育成し、又は教養の向上を図ることを目的として組織的な教育を行うものです。今、専門学校の役割が見直されています。どういう技能、資格等を身につけているかが、社会で活躍する上での必須の条件となってきているからです。
卒業時には『専門士』の称号付与
1995年3月から、専門学校卒業者には『専門士』という称号が付与されるようになりました。専門学校で得た技術・教養の学習成果の証です。これは専門学校の中でも特に条件を満たした学校のみに許される特典です。『専門士』が付与される学校の条件は、修業年限が2年以上、総授業時間数が1700時間以上で、試験等により成績評価を行い、課程終了の認定を行っている学校です。
密度の濃い授業が多い
専門学校では、1年間に800時間以上、2年間で1700時間以上もの授業を行っており、2年という短い期間の中で専門教育を受けます。しっかりとした目的意識と学習意欲が求められますが、充実した学校生活を送ることができます。
専門学科の授業が多い
授業時間の8割以上を専門科目にあてています。
実習を重視する授業
体験と学習を一体化して、現場で役立つ技術を身に付けることを目指しています。出席率が重視されるので、出席や遅刻にも厳しいです。学生のひとりひとりが、将来プロとして自立できるように、学校も万全の指導体制をとっています。
大学に編入可能
学校教育基本法の改定により、1999年から専門学校卒業生は4年制大学に編入学ができるようになりました。
大学から専門学校へ
最近では、大学や短大を卒業してからさらに専門学校に入学して、専門知識を身に付けている人も多数います。
