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保育科 在校生のメッセージ

在校生のメッセージ

在校生から、「これから聖心にこられる皆さんへ」「聖心を知りたいと思う皆さんへ」のメッセージを紹介します。
いろいろな思いを持った学生が入学し、2年間の学生生活で数多くの事を学び・感じ・考え、卒業を迎えます。2年間をどのような思いで過ごしているか、先輩達の生の声を聞いてください。


山田 彩
 保育科では各学年50名ほどが学んでいます。ほとんどとる科目も同じため、とても仲がよく、楽しい学校生活を送っています。
 私は小さいころから幼稚園、保育園の先生になりたかったわけではありません。高校の先輩に進路の相談をしていたところ「これからは何か資格があった方がいい」というアドバイスから、子どもが好きだったから…という理由でこの道に進みました。
 入学してからは毎日ぎっしり授業が入っており、それに加えて実習や保育科発表会など…高校生活より忙しいのでは…と私たちは感じています。
 しかし、この忙しさはとても充実したもので、クラスメイトとともに励ましあいながら今まで頑張っています。
 先日は1・2年生ともに実習に行きました。1年生ははじめての実習に戸惑いながらも一生懸命子どもとかかわり、そして2年生はなぜ先生がこの場面でこの行動に出たのか、意図を考えながら自分の力だけで一日保育をする実習をしました。
 実習では教科書では学べない、生きた子どもの姿を感じることができます。
 私が実際に体験したことを話しますと、ハムスターの「ごくう」を年長組で飼っていて、先生が「ごくうのそうじ」と言ったところ、小屋だけでなくハムスターまで洗ってきました。幸い天気があたたかく、水も冷たくなかったのでハムスターは死にませんでしたが、ごくうも先生もおどろいてしまいました。子どもの「ごくうをきれいに…」というやさしい気持ちを受け止め、今度からは小屋だけでいいと優しく伝えました。
 思いがけない行動や言葉におどろきながらも子どもの気持ち、伝えたい思いをよくよみとって、自分なり保育方針やポリシーをみつけていけたらいいのではないかと思っています。
 「子どもが好き」というだけではつとまらない仕事であると実習や授業で強く感じていますが、でも子どもが好きでなければできない仕事であると考えています。
 他にも発表会を通じてみんなで1つのことをなしとげるよろこびも味わえます。
 準備までの時間はかなりかかりますが、保育を志す上で必要な方法、表現、忍耐が学べ、チームワークの大切さを感じることができるのです。

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大山 香菜子
 私はもともと子どもが好きだったこともあり、高校3年間、毎年夏休みに保育園でのボランティア活動をしました。そしてこのことは私が保育者になりたいと思うようになったきっかけとなりました。いくつかの学校を見学し、先輩方にとても親切にしていただいたことと、先生方の保育に対する熱意がとても強く伝わってきたこと、就職率のよさなどから聖心女子専門学校に入学を決めました。
 9月には初の保育実習をしてきました。私はこの実習で、良いとする保育方法はそれぞれ異なると言うことを学んだと共に、私が良いとする保育方法は母の影響が強いのだということを感じました。私の母のように、躾には厳しく、他のことに関しては本人の意思を尊重し自由に選択させ、それに応じて1人1人個性や興味を伸ばす保育をしたいと思っていたと共に、それが一番正しいのだと思っていました。
 でも、それが正しくないと思っている人もいます。私は自分が良いとする保育方法は、本当は間違っているのではないかと思い、保育者に向いていないのではないかと落ち込みました。そして、主任の先生に相談したところ、主任の先生は、私の考え方と同じ考え方をしていました。そして『あまりにも考え方が反れていたら、周りが注意してくれるはずだから、自信を持って大丈夫』と言ってくださり、安心したと共に、保育というものは十人十色というように、様々な考え方があり、本当に奥深いものだな、と言うことを感じました。共通して言えるのは、保育者は皆、子どもにとってプラスになるようなことをしようとしているわけであって、決してマイナスになるようなことをしようとは思っていないということです。
 色々な人の意見を聞いて、いいところは取り入れ、じぶんなりの保育の方法を確立していかなくては、と思いました。保育園の子ども達は自慢したいくらいに本当にかわいかったです。子ども達は突然入ってきた私をすぐ受け入れてくれました。昼食の時間やお昼寝の時間などには私の争奪戦が起きたり、『先生大好き』『また明日も来てくれるの?』などと言ってくれたりして、私を必要としてくれていることを本当に嬉しく思いました。どんなに疲れていても、子ども達の笑顔を見ると疲れが吹き飛んでしまい逆に元気をもらいます。そして子ども達は実習生の私を『先生』と呼んでくれていたのですが、私は『先生』と呼ばれることに対して、とても責任を感じました。子どもは大人の姿を見てそのまま育ちます。
 その為、常に子どもの手本になるような行動をしなくてはいけないし、子どもは『先生』というのは、何でも知っていて、何を聞いても答えてくれる存在だと思っています。保育だけではなく、たとえば虫や花の名前だったり、アニメのことであったり、色々な種類の折り紙を折ることができたりなど、幅広い知識を求められます。今の私では子ども達に『先生』と呼ばれるのに相応しい行動もできていないし、知識も十分にありません。先生と呼ばれるのに相応しい人間になる為にも、普段の行動から気をつけ、一般教養はもちろん、幅広く色々な知識を少しずつ蓄積していかなくてはいけないのだと思いました。2週間という長いようで短い実習でしたが、学校や教科書だけでは学ぶことができない様々なことを学ぶことができたと共に、保育とは何かということを考えさせてくれて、とても良い機会になったと思います。
 私も去年、この学校説明会に足を運び、ここでの先輩の話などを聞いて入学を決意しました。先生方は保育に対して本当に熱心な方ばかりで、頑張れば頑張った分だけ、きちんと評価してくださるのでやる気もでます。将来、保育者という職業を志望するなら、私はこの学校を自信を持ってお勧めします。保育者を目指そうとしている皆さん、保育者という同じ目標に向かって、お互い頑張りましょう。

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